「工作少年の日々」森博嗣著とデザインとアート

工作少年の日々 (集英社文庫)

工作少年の日々 (集英社文庫)

この本を読んでるとデザインとアートについて書いてある。
デザインは設計図等を使って完成型が事前に分かるもの。工業製品。
アートは予め完成型など考えずに作業進めていくうちに形になっていくもの。
最近のメジャーな音楽シーンがつまらないのはデザイン化されているからか。プロダクト(製品)とか言うしな。


この本は後半の数編が著者の生き方観が主張されていて刺激になる。


2年くらい前、偶然氏のblogを偶然見つけたときはやけに理系方面に詳しい人だなとの印象。後に大学の先生であり(退職したようだ)、小説家でもあることを知る。
こういう出会いは自分の興味の先の細い糸をたぐり寄せたようでとてもとても面白い。